窓辺のガジュマル

オフィスから10分程歩いた所にインテリアグリーンの店がある。「あそこはいい」と人から聞いたので行ってみることにした。

見た目はミュージシャンのような、たぶん30半ばの男性オーナー。尋ねればきっちり説明してくれる。初対面とは思えない人懐っこさ。愛想は空回りせず、実に自然である。

オフィスには手狭になるほどグリーンがあるので、グリーン購入には歯止めをかけている。探していたのはシンプルなデザインの植木鉢。いろいろと品定めをして、やや大きめのものにいいのを見つけた。近くだとは言え、担いで10分間歩くのはつらい。後日再訪すると伝えた。

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店を出て帰り際、屋外に置いてあるグリーンを一つ一つ見せてもらった。すでに育てている3鉢のガジュマルとは趣の違うのを見つけた。「これ、ガジュマル?」「ええ、でも品種が違うんですよ。」 よく見かけるグラマラスなガジュマルと違って、幹や枝がスリムだ。オキナワガジュマルかセンカクガジュマルか忘れたけれど、単にガジュマルとは言わなかった。希少な品種らしい。

ちょっと元気がなさそうにも見えたが、持ち帰ることにした。値段を聞くと、「元気がなさそうに見えるのは、水やりをさぼったぼくのせい。500円でいかが?」と言う。買ったという気持ち半分、引き取ったという気持ち半分。早速空いている鉢に植え替えた。

暑くなる前の初夏、あれからまもなく半年。目に見えて成長したとは思えないが、間に合わせの鉢が小さかったからかもしれない。土がすぐに乾くのは水をよく吸うからか。他のガジュマルに比べて異彩を放っている。春になったら切り戻しして植え替えよう。どんな感じに生育するか楽しみだ。

ガジュマルよカラダをねじれ冬窓辺 /  勝志

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岡野勝志(おかのかつし) 1951年大阪生まれ 企画の総合シンクタンク「株式会社プロコンセプト研究所」所長 企画アイディエーター 岡野塾主宰 ヒューマンスキルをテーマにしたオリジナルの新講座を開発し、私塾・セミナー・ワークショップ・研修のレクチャラーをつとめる。 マーケティング、コミュニケーションにまつわる企業や人

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