ゴールデンステート滞在記 ロサンゼルス③ 青空とステーキ

滞在しているのは日本人の従妹の住まい。彼女は大学卒業後にUCLAに入学して著名な会計監査法人などの勤務を経て、現在ホンダ・アメリカの財務部の要職に就いている。ご主人も同じ会社のITスタッフだ。敷地内に入りオフィスの中まで見学させてもらった。社長や役員用の個室はない。みんな”フラット”である。デスクはパーティションで区切られ、マネジャー職以上のスペースはやや広いものの、自由闊達な空気を感じる。本田式ワイガヤ会議も活発だそうだ。敷地内にはセルフのガソリンスタンドがあって、公私を問わず満タンにし放題とのこと。

二人には6歳になる三つ子がいる。今年9月に小学1年生になるこの子たち――男の子二人と女の子――はものすごくエネルギッシュで日々忙しい。月曜日から金曜日までは、9時から8時間義務教育の幼稚園に通っている。ふつうは午後2時頃までらしいが、両親が働いているので5時まで面倒見てくれる。土曜日には日本の学校法人が経営する日本語学校へ。そして日曜日は10時半から正午過ぎまで教会の日曜学校だ。

住居は住宅街のど真ん中。住宅以外は学校と教会と医院があるばかりで、コンビニもショップも何もない。一番近いモールまで徒歩30分。誰も歩く人はいないが、ぼくは歩いた。歩くしか手段がないからだ。自転車はあるが、坂道なので、行きはよいよい帰りは恐い。とはいえ、夕方から夜にかけてジョギングや速歩をしている人たちもいる。とにかく景観がいいので、ジョギングにも散歩にも最適な環境だ。

ロサンゼルスの中心街から南へフリーウェイで約50分、国際空港からは30分くらいのロケーション。海辺までは少し距離があるが、高台なので海岸もよく見える。日曜日の昼に庭でバーベキューをしてもらった。こちらに来る前の想定通り、今日まで肉食中心の生活になっている。体重は23キロ増えたに違いない。陽射しは思ったほど強くはないし、日中も暑さを感じない。その証拠に、ぼくはずっとフリースの裏地がついたウインドブレーカーを着ている。

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家の近くの遊歩道から見下ろす岬の住宅。
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海岸近くの住宅街。 
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リアス式のような海岸。
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遊歩道のあちこちに野生のサボテンが棲息している。
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周辺の住宅街。ちょっと北海道を思わせる。
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象徴的な「この木何の木」。
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自宅のバーベキューコーナー。
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自宅の庭。ソファ式のブランコで揺られると、うたたねしてしまう。
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庭から見る自宅の裏側。
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ブランコに座ると、海の水平線が見える。
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バーベキューパーティー。一枚約80グラムの骨付きカルビ。
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手のひらサイズのキノコとエビの串焼き。
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別の日のレアのステーキ。右上のワインのコルク栓と比較すれば大きさがわかる。これが一人前。たぶん450グラムくらい。どうにかこうにか完食した。お礼にシーフードのお好み焼きを三枚焼かせてもらった。子どもたちに「やみつきになるおいしさ」と褒めてもらった。

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岡野勝志(おかのかつし) 企画の総合シンクタンク「株式会社プロコンセプト研究所」所長 企画アイディエーター/岡野塾主宰 ヒューマンスキルとコミュニケーションをテーマにしたオリジナルの新講座を開発し、私塾・セミナー・ワークショップ・研修のレクチャラーをつとめる。

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