引越から1ヵ月半

2ヵ月ぶりのブログ。今日から再開して、これまでと同じように週2回のペースで書こうと思う。

別宅として使うこともなく、10年近く空き家のまま放置していた築101年の古民家。8年前にキッチン、ダイニング、風呂などの水回りを改造。そして、さらなるリノベーションをして住もうと昨年9月に決断した。。大阪市内の移転だが、マンションから戸建て住宅地への引越し。環境適応するために、工事前も工事期間中も何度も足を運んできた。

親しくしてもらっている建築士と10数回の打ち合わせを重ね、3ヵ月の工期計画を立てて今年3月初旬に着工した。全体の構造は変えずに、古い家のよい所を維持して間取りを改め、断熱効果にすぐれた暮らしを目指した。数千冊の蔵書の大半は読書家の仲間に無償で譲り、一千冊弱だけ所蔵できるよう、1階と2階に本棚を作りつけた。

想定外のイラン情勢の緊張と暗雲。その影響で建築コストが高騰し、加えて資材が入手しづらくなって完了予定日後も作業が続き、「まあ、寝場所さえあれば……」という感じで当初の予定日に引越しを断行した。

最低限の衣食住に支障はなかったが、テレビアンテナとインターネット回線が間に合わなかった。

テレビアンテナは屋内用の間に合わせのものを回線サービス会社から借りた。ケーブルを床に這わせて窓際の感度のいい場所を探すも、電波が何度も途切れる。民放3局だけかろうじて映ったものの、衛星もNHKも見れない状態が10日以上続いた。

テレビがなくてもさほど困らないが、インターネットに接続できないと仕事に支障を来す。対策として、引越し前にスマホのデータ量を使い放題にできる格安モバイルに乗り換えた。そのモバイルをWi-Fiルーターとして使う「デザリング」でしのぐことにした。これでYouTubeもメールも何とかなったが、綱渡りの他力本願を痛感した。

引越後半月ほどダンボールが40函ほど開かずのままだった。ほとんどの家具類を誂えたので、収納庫にまだ間仕切りがなく、玄関に靴箱がなく、そして本棚の棚が間に合わなかった。本棚の棚が送られてきて、本の並べ方を考えて、ようやく本が収まった。


親族や友人からお祝いがてらお邪魔したいと申し出がある。しかし、靴箱のない玄関の体裁はまだ整っていない。何よりも、和の客室に設える予定の座卓と座椅子の見立てに迷っていて注文ができていない。小さな庭と外構は見積外だったので、今後何ヵ月もかけて自前で整備していく。ある種の闘いではあるが、楽しい闘いになるようにと願っている。

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岡野勝志(おかのかつし) 企画の総合シンクタンク「株式会社プロコンセプト研究所」所長 企画アイディエーター/岡野塾主宰 ヒューマンスキルとコミュニケーションをテーマにしたオリジナルの新講座を開発し、私塾・セミナー・ワークショップ・研修のレクチャラーをつとめる。

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