並べ替え

ものは言いようと言われる。言いたいことは一つでも、表し方はいくらでもある。だから、ことばの表現をあれこれと吟味することになる。しかし、ものは言いようだけにとどまらない。ことばの配列にも意を注がねばならない。ものは並べ替えようでもあるのだ。

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ここに簡単な計算式が4つある。伝えようとしている数字の関係性は同じ(23を足すと5になるという関係性)。しかし、数字の配列を変え、の表現にしてみると、意味も変わるような気がするから不思議だ。並び方が変わって、視座が変位するのである。


Normal

豊かにして貧しく

健やかにして病み

微笑んでいても寂しく

颯爽として疲れている

Reverse

貧しくても豊かで

病んでいても健やか

寂しいのに微笑み

疲れても颯爽としている

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proconcept

岡野勝志(おかのかつし) 企画の総合シンクタンク「株式会社プロコンセプト研究所」所長 企画アイディエーター/岡野塾主宰 ヒューマンスキルとコミュニケーションをテーマにしたオリジナルの新講座を開発し、私塾・セミナー・ワークショップ・研修のレクチャラーをつとめる。

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